秘められた欲望を叶える場所

24世紀相当の科学力・医療技術を持つ船だが、現代技術のレベルに合わせた豪華客船に擬態している。

黒船艦の会員は、特別に性欲が旺盛で加虐志向の強い人間を調査部のエージェントが選定し招待している。応じれば様々な特典が与えられるが、断ればエージェントと接触した記憶を消去される。会員の特典とは、船内で性行為を行う報酬として与えられるもので、実社会での金銭収入・社会的地位の向上・完全な健康・安全な生活などである。

艦の運営・運航に携わるクルーの他に、少女調達舞台・会員勧誘部隊などのエージェント、接待・奉仕・案内を行う各種メイドや医療スタッフ、力仕事や作業を行うサポートスタッフ、そして極秘戦闘部隊、特殊工作部隊、等が存在する。
全員赤い瞳を持つという特徴があるが、それについては禁則事項となっている。全員が通常は日本語を話すが、人種的には様々である。総員約10,000人が従事している。

黒船艦の外観は、黒い船体を持つ超大型の豪華客船である。
軍艦ではなく民間船だが、名称に「艦」という字が入る事については、重要な禁則事項である。

客船なので戦闘力は皆無。・・・のはずだが、現代の全世界の軍隊を相手に戦い、圧倒的にな勝利を収める能力を秘めている。具体的な装備については禁則事項である。

黒船艦の船内にいる限りにおいて、大抵の怪我や病気は短時間で完治できる。船内全体に常時身体管理システムが機能し、乗船時に登録された人間にの状態異常を感知し、ナノテクノロジー、フォースフィールド、生体ジェル、重力コントロールなどを駆使し、即座に修復を開始する。もちろん、招かれざる客に対しては真逆の効果が発動する事になる。

黒船艦の施設は雰囲気作りを徹底してるので、凌辱・拷問部屋の壁面や床は石材やコンクリート製である。しかし見た目とは異なり温熱性や衝撃吸収性に優れた特殊素材でできているので、身体が冷えることは無いし、たとえ頭から床に落ちても怪我をすることは無い。

黒船艦は「DS9」（Deepwater Sanctuary Nine）と呼ばれる深海秘密基地を保有している。深淵に静かに佇むこの巨大施設は、黒船艦の整備や修繕を担う特殊ドックとして機能し、必要な時のみ海底から浮上する。その歴史は古く、これまでに9世代にわたる技術革新と継承が行われてきた、この船の聖域である。